セラミックファイバーの用途とは?省エネへの応用方法
セラミックファイバーの用途とは?省エネへの応用方法
用途に合ったセラミックファイバー断熱ブランケットを選ぶことが重要です。この素材の特長は「高い耐熱性」と「低い熱伝導率」であり、産業用溶解炉から配管システムまで幅広く応用されています。用途は大きく2つのグループに分けられます。
1. 炉・溶解作業(高温断熱)
このグループは、加熱ゾーン内に熱を閉じ込めて燃料を節約し、一定の温度を保つことに重点を置きます。
- ガス鍛造炉:内側に裏打ちしてガス燃焼の高熱を保持し、鉄を鍛造温度に早く到達させる
- ガラス吹き:溶解炉の温度を均一に保ち、成形前のガラスの柔軟性維持に不可欠
- 鋳造工場:鉄や非鉄金属の溶解炉に使用し、大量の金属溶解時のエネルギー損失を防ぐ
- 陶芸窯・工業用炉:窯の内張りとして熱を均一に行き渡らせ、陶器や焼成材料の仕上がりを均質にする
- 暖炉・ストーブ:炉内に熱を閉じ込め、周囲の建物構造への熱損傷を防ぐ
2. 配管・自動車用途(熱管理)
このグループは、設備を被覆して周囲環境や近接機器への熱伝達を減らすことに重点を置きます。
- 煙突:煙突外表面の温度を下げ、蓄熱による火災リスクを軽減
- 高温流体配管:蒸気管や温水管を被覆することで、始点から終点まで流体温度を一定に保ち、途中のエネルギー損失を削減
- 給湯タンク:タンク周りの断熱により温水を長時間保温し、再加熱にかかる時間とエネルギーを削減
- 自動車用マフラー:排気管は非常に高温になるため、断熱により周辺部品への放射熱損傷を軽減
- 船舶:スペースが限られる機関室や動力伝達配管で、セラミックファイバーが作業エリアの温度を乗組員にとって安全な水準に保つ